の・ヨロ・ぐー

アクセスカウンタ

zoom RSS リニアと鬱と。

<<   作成日時 : 2013/10/30 23:59   >>

トラックバック 0 / コメント 0

JR東海の社長が、「リニア中央新幹線は絶対にペイしない」と発言したそうで。

新幹線と一体的に運用して会社をパンクさせないようにやっていく、のだそうで。


初めてリニアモーターカーという言葉を耳にしたのは、もう何十年も前だったと思う。

―新幹線「ひかり」号よりも速い。
―線路を走るんじゃなくて、浮いて進むんだって。

なんかものすごいものが開発されているんだなと、子供心に思った。
ところが一向に、そのものすごいものに私たち一般市民が乗れるようにはならない。

いったい、あのリニアってのはどうなったのかしら。
実験ばかりしているようだけど?
時々思い出す程度で、もはや忘れかけてさえいたこの頃になって、
ようやく開業が現実となる。
それにしたって、まだ15年近く先…。

どれだけの開発年数と費用がかかったことでしょう。
今後の建設費も、9兆なんぼって…。

そこに、JR東海社長の発言。

絶対にペイしない。
消費電力は新幹線の3倍。
9割がトンネル。
避けられぬ難工事。
…。

問題は山積み。

全原発停止を前提とした電力供給余力の範囲内で十分にまかなえるって、
本当だろうか…。
技術的な信頼性も十分とは言えないみたい…。
そんなにトンネル掘って大丈夫?
そもそも、東京都名古屋を40分で行かなくてはならないほど、みんな急いで生きなくちゃいけないの?

≪汽車ほど個性を軽蔑したものはない≫と、夏目漱石が「草枕」の中で記しているそうだ。
文明の利器やスピードが人間性を疎外すると。

今、スピードが人間の生態をはるかに超えている。
それに追いつけず、自殺をする人、うつ病になる人が増えているのではないか?
リニア計画を契機に『人間にとって適正なスピード』を問い直すべき。

漱石のころから、日本人は警鐘していたのに、
文明の利器、スピード信仰、
その悪影響は、環境問題のみならず、人間のこころをむしばんでいる。

それが明らかな現実だ。
ちっとも反省していないのだ。

しかも、リニアに携わった人間、お金…、その数字の膨大さ、すでに払ってきた犠牲、年月…。
今更後には引けないのも、わかる。


実現に向けて、その当事者のトップであるJR東海社長その人が、
「絶対ペイしない」と言う。
実現に多くの疑問と不安があることを、一言で言ってのけている。

自己矛盾も、ここまでくると、すがすがしい(>_<)


・・・・・以上、今日の毎日新聞夕刊の特集記事を読んで思ったこと。


≪取材中何度も頭をよぎったのは、石油ショックの1973年にはやったあの交通標語だ。
『せまい日本そんなに急いでどこへ行く』≫

特集記事は、こんなふうに結んであった。


画像

こいつら、スローライフ。













テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

リニアと鬱と。 の・ヨロ・ぐー/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる